読むだけ!薬剤師転職完全マスター

2017年07月03日

どんな場所でも最初は初めての連続

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薬剤師資格を取ってすぐに病院の薬局に勤務した場合、調剤業務というのはほとんどないと思われます。いまや医薬分業が進み、薬は処方箋を持って病院外の調剤薬局へ受け取りに行くというスタイルがすっかり定着しましたので、病院内での薬の用意と言えば治療に使われるものか、入院患者の服用のための準備でしょう。

その入院患者にしても、通院している医療機関があり、そこで薬が処方されている場合は持参してもらいますので、病院内での調剤業務はほとんどないといっても過言ではありません。そんな病院での薬の仕事を経て、転職で調剤薬局に移るとなると、調剤業務に関しては未経験ということになります。

病院での仕事の経験はあるものの、処方箋と首っ引きになり、間違わないように薬を揃えていくという仕事は、やはり慣れないうちは見落としなどの失敗も出てくると思われます。国家資格は持っているものの、調剤仕事の経験はほとんどなしということで、あまりにも忙しすぎるところはなかなか指導が受けられない恐れが出てきます。

そのため、町中の開業医と連動して処方箋を受け付けている、規模の小さめの調剤薬局へ転職するのがいいかもしれません。適度に時間が空き、その間に指導を受けることができますし、規模が小さければどこに何の薬があるのかも覚えやすくなるでしょう。

未経験は誰もが通る道ですが、薬剤師も例外ではなく、これを経験者に変えるには忙しすぎないところがベターです。